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異業種交流会の自己紹介で記憶に残る方法【個人事業主・フリーランス向け】

  • 4 日前
  • 読了時間: 8分

更新日:3 日前

筆者について



森野夏美


沖縄を拠点に活動するフリーランスのWebライター/スモールビジネスのための異業種コミュニティ「オキコネ」サポートメンバー


取材やコラム執筆を通じて、県内のスモールビジネスオーナーやフリーランスの働き方を発信。現場の熱量や、参加者同士のフラットな「つながり」を客観的な視点からお届けしている。


オキコネについては、こちらから。




交流会で最も緊張する場面として、自己紹介を挙げる方は少なくありません。しかし、本当に大切なのは「うまく話せるかどうか」ではなく「何を伝えるか」です。


そこでこの記事では、記憶に残り、次につながる自己紹介の考え方と2つのテンプレートを紹介します。


名刺交換だけで終わった経験のある方や、自己紹介に毎回悩んでしまう個人事業主・フリーランスの方は、次の交流会に向けてぜひ最後までお読みください。



異業種交流会の自己紹介でよくある3つの失敗パターン



まずは、多くの方が無意識のうちに陥っている失敗を見ていきましょう。自分に当てはまるものがないか、確認しながら読み進めてみてください。



失敗パターン

何が起きているか

名前と職業を言っただけで終わる

同じような自己紹介が続く場では埋もれてしまい、「何屋さんでしたっけ」と聞き返される

自分のことばかり話しすぎる

聞き手が「自分に関係ない」と感じ、距離が生まれる

「よろしくお願いします」で締める

頼む側と受ける側という上下関係が生まれ、対等な出会いになりにくい


それぞれ詳しく見ていきましょう。





名前と職業を言っただけで終わっている


「〇〇をしております、〇〇です。よろしくお願いします。」で終わる自己紹介は、相手の記憶にはなかなか残りません。参加人数が多い交流会ほど似たような自己紹介が続くため、最初に名前を伝えてもインパクトが弱く、印象に残らないまま流れてしまいます。


後から会話する機会があっても、「何をされている方でしたっけ」と聞き返されてしまうことも少なくないでしょう。


記憶に残らない原因は、名前と職業だけでは、相手が「自分に関係のある人だ」と感じられないことにあります。聞き手は「自分にどう関係する人なのか」がわからないまま次の人の話へ移ってしまうため、印象が定着しません。





自分のことばかり話しすぎている


自分の経歴や提供しているサービス・商品について伝えても、聞いている側は「それが自分にどう関係するのだろう」と感じてしまいます。たとえば「5年間Webデザインをしてきました」と実績を伝えても、相手が自分に関わりのある話だと受け取れなければ、印象には残りません。


自己紹介とは、自分を売り込む場ではなく、相手との接点を作る場です。とくにその場で仕事を獲ろうと前のめりになるほど、かえって相手との距離が生まれてしまいます。




「よろしくお願いします」で締めくくっている


丁寧な言葉ではありますが、「お願いします」という表現には、無意識のうちに頼む側と受ける側という上下関係を生んでしまう一面があります。必要以上にへりくだると、頼りない印象を与えたり、相手に不本意な期待を持たせたりすることもあるでしょう。


交流会で出会う相手は、上下のある取引先ではなく、対等に協力し合える可能性を持った相手です。無意識に締めの一言で立場の差を作ってしまうと、その後のフラットな関係が築きにくくなる点に注意が必要です。



記憶に残る自己紹介に必要な2つの要素



記憶に残る自己紹介にはいくつか共通する要素があります。ここでは、とくに大切な2つを順番に説明します。





自分が相手に何を提供できるか(Give)を伝える


自己紹介の主役は、自分ではなく相手です。「私は、こんな方の、こんな悩みを解決できます」という視点で話すと、相手の関心は自然と自分へ向かいます。


実績がない、もしくはまだ少なくても、目の前の課題に真摯に向き合う等身大の想いには、人を惹きつける力があります。大きな実績については、これから仲間とともに作っていけばよいでしょう。





なぜその活動をしているのか(想い)を伝える


スキルや経歴だけでは、よく似た人がほかにもいるため、相手の印象に残りにくいものです。一方で「なぜその活動をしているのか」という理由は、自分だけのストーリーになります。


たとえばヨガ講師をしている人が、「産後に心と体を立て直せた経験を、同じ立場の人に届けたい」という背景まで伝えると、相手の受け取り方は大きく変わります。


大切なのは、想いを語ることで、価値観の重なる相手が自然と反応してくれる点です。同じ思いを持つ人が、やがてビジネスパートナーや仲間になっていく可能性もあります。誰に届けたいのかをはっきりさせるほど、出会いの質は高まっていくと言えるでしょう。







状況別に使える異業種交流会の自己紹介パターン2選



ここでは、実際に使える自己紹介の2つの型を紹介します。


【2つの型に共通する流れ】

掴み → 中身(Giveや想い) → 名前は最後に


この流れはどちらの型にも共通していて、異なるのは話の入り方だけです。想いから語り始めるのが「ミッション・パッション型」、自分が提供できる価値から伝えるのが「ベネフィット提示型」になります。


今の自分がどの段階にいるかで、合うほうを選ぶとよいでしょう。


入口

向いている人

ミッション・パッション型

(想いから入る)

なぜやっているか

実績がまだ少ない起業初期・独立直後の方

ベネフィット提示型

(価値提供から入る)

何を提供できるか

実績や専門性が見えてきた方


なお、どちらのパターンも1分程度で話せる長さです。本番前に時間を計りながら声に出して練習しておくと、当日の緊張が和らぎます。






ミッション・パッション型(想いで共感を呼ぶスタイル)


「何をやっているか」よりも「なぜやっているか」に共感が集まりやすい型です。実績がまだ少ない起業初期や、フリーランスとして独立した直後の方に向いています。


構成は次のとおりです。


  1. 解決したい課題(掴み)

  2. なぜそう思うのか(背景)

  3. 今やっていること(Give)

  4. 目指す未来(ビジョン)

  5. 共感した人への呼びかけ

  6. 名前(最後に)


この型に沿って組み立てると、たとえば次のような自己紹介になります。


素晴らしいスキルをお持ちなのに、うまく発信できず悩んでいる方はいませんか?


実は私自身、SNS発信に苦労してきた経験があり、もっと多くの人が自分らしく価値を伝えられたらと考えるようになりました。今はデザインの力で個人の魅力を引き出す発信づくりに取り組んでいます。


将来は沖縄の才能をもっと広く届けていきたいと思っています。〇〇と申しますので、共感いただけた方はぜひ後ほどお話しさせてください。



ベネフィット提示型(価値提供を直接伝えるスタイル)


相手の悩みに対して「私はこのように価値提供できます」と直接伝える型です。ある程度、実績や専門性が見えてきた段階の方が使いやすいでしょう。構成は次のとおりです。


  1. 問いかけ(掴み)

  2. 提供できる価値(解決策)

  3. 強みや経験(根拠)

  4. 具体例(任意)

  5. 次のアクションへの誘導

  6. 名前(最後に)


この型に沿って組み立てると、たとえば次のような自己紹介になります。


毎日のSNS投稿のネタ切れに困っているお店のオーナーさんはいませんか?


私は、明日から使える投稿ネタを10個以上見つけるお手伝いを専門にしています。これまで50店舗以上の運用を支援してきた経験があり、ネタ探しの仕組み化には自信があります。


投稿の反応が増えたという声もいただいておりますので、気になった方は後ほど具体的な事例をお話しさせてください。〇〇でした。お気軽にお声がけいただけるとうれしいです。







自己紹介は「作るもの」ではなく「育てるもの」



自己紹介は一度完成させたら終わりというものではありません実際に話し、相手の反応を受け取るなかで磨かれていきます。大切なのは話の流暢さよりも想いの解像度です。少し背筋を伸ばして明るい表情で相手の目を見て話すといった非言語の要素が、内容そのもの以上に印象を左右します。


完璧に話すことよりも、「もっと聞いてみたい、話してみたい」と思ってもらえる自己紹介を目指すとよいでしょう。そして交流会に参加するたびに相手の反応を観察し、響いた表現を少しずつ取り入れていくと、自己紹介はビジネスの成長とともに育っていきます。




沖縄で異業種交流会を探しているなら「オキコネ」へ



オキコネとは、売り込みではなく、お互いに貢献し合える仲間との出会いを大切にしたオフライン交流会です。


沖縄のスモールビジネスのオーナーやフリーランスが集まり、「つながり・ひろがり・ふかまり・たかまり」という流れのなかで、価値の掛け算から新しい可能性が生まれることを目指しています。


この記事をとおして作った自己紹介を初めて試す場としても、安心して臨めるでしょう。


興味を持っていただいた方は、以下の記事にて過去のオキコネで開催した異業種交流会の様子をチェックしてみてください。







まとめ



交流会の自己紹介で大切なのは、うまく話すことではなく、何を提供できるか(Give)と想いを伝えることです。記憶に残る自己紹介の組み立て方は、次のとおりです。


掴み → 中身(Giveや想い) → 名前は最後に


実績がまだ少ない方は「想い」から、専門性が見えてきた方は「価値提供」から入るとよいでしょう。あとは声に出して練習し、交流会に参加するたびに反応を見て磨いていくだけです。型が決まれば、自己紹介はぐっと話しやすくなります。


この記事で紹介した2つの型は、ワークシート付きのテンプレートとしてプレゼントしています。自分の言葉で自分だけの自己紹介を組み立てたい方は、下記リンクからぜひ受け取り、今後の交流会で実践してみてください。




 
 
 

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